雰囲気でつくるAIアプリ!バイブコーディング入門とGoogle AIスタジオ活用術
- 自習ノート2
- 7月7日
- 読了時間: 5分
更新日:17 分前
はじめに
「アプリ開発はエンジニアの仕事」と思っていませんか?しかし今、誰でも“ノリ”でAIアプリをつくれる時代が到来しています。
その手法がバイブコーディング(Vibe Coding)です。
本記事では、Google AIスタジオを活用したバイブコーディングの実践方法と、初心者でも数時間でAIアプリを作るロードマップを、事例と共に分かりやすく解説します。
専門知識がなくても大丈夫!「ノリと直感」で動かせるAIツールの魅力を、あなたの目で確かめてください。
目次
バイブコーディングとは?

バイブコーディングとは、コードを書かずにノリでアプリをつくる新しい開発スタイルのこと。
テキストベースでAIに「こういうアプリを作って」と伝えるだけで、AIが設計・実装までサポートしてくれます。
コーディングスキル不要
企画書いらず、直感で開発
アイデア次第で副業や起業も
なぜ今バイブコーディングが注目されるのか
AIモデルの進化:Claude 4やGemini 1.5など、精度の高い生成AIが誕生
ノーコード・ローコードツールの台頭:Google AIスタジオやカーソルなどの登場により、誰でも手軽に開発できる環境が整備
開発効率の劇的向上:ある企業では、従来の開発期間を80%短縮した事例も
おすすめツール:Google AIスタジオの特徴

Google AIスタジオは、無料で利用できるノーコードAI開発プラットフォームです。
特徴
日本語での入力に対応
APIの発行不要でAIを利用可能
リアルタイムプレビュー対応
フロントエンド開発に特化
注意点:無料版ではデータが学習に使用される可能性があります。機密情報は避けましょう。
実例紹介:AIファイル名TeamConnect Hubをつくってみた

実際に筆者がGoogle AIスタジオで作成したアプリ「TeamConnect Hub」をご紹介します。
このアプリは、Google AIスタジオのBuildから構築を開始し、以下のプロンプトを入力することで生成されました:
プロンプト例:
社内チャットシステム
概要:部内情報共有。アドバイスがもらえるもの。会議などのタイムスケジュール共有機能あり
アプリの内容
無造作にアップされたプロンプトをAIが中身を解析し、適切な名前にリネーム
社内チャット機能
タイムスケジュール共有機能
制作時間と手順
制作時間:約20分
使用ツール:Google AIスタジオ
実践手順:バイブでアプリを作るロードマップ

1. Google AIスタジオでプロトタイプ作成
チャット欄に「YouTube動画を分析してブログ記事を作るアプリを作って」などの要望を入力
フロント部分が自動生成される
2.Google Cloud Platformでプロジェクト設定とAPI取得

Google AIスタジオでアプリのプロトタイプを作成した後、Google Cloud Consoleにログインし、以下のステップを実行します:

新しいプロジェクトを作成し、アプリ用の環境を確保
必要なAPI(例:Cloud Build API、Cloud RunAPI など)を有効化認証情報(APIキーやOAuthクライアントID)を取得
プロトタイプで作ったアプリと接続するための設定を行う。

この一連の流れにより、バックエンドの土台が整い、デプロイの準備が完了します。
実例:magic card神経衰弱を試作

筆者はこのフローを用いて、「magic card神経衰弱」というアプリを試作しました。表示されるカードはAIが生成した画像を使用ユーザーは同じカードを2枚ずつめくって記憶力を試す制作にかかった時間は約2時間。コードを書かずにUIを組み立て、APIを連携し、Google Cloud上にデプロイまで完了しました。
3. Cursorでバックエンド構築&調整
Google AIスタジオで出力されたzipファイルをCursorで読み込み
Stripe連携やログイン機能、ダッシュボードの実装などを行う
4. VercelでWeb公開
独自ドメインを取得し、Vercelにアップロード
一般公開または社内用リンクとして共有可能
よく使われるツールの比較表

まとめ:まずは「触ってみる」ことから
バイブコーディングは、思いついたその瞬間に形にできる新しい開発手法です。
Google AIスタジオのようなツールを使えば、専門知識がなくてもアプリ開発が可能です。
重要なのは「完璧に作ること」ではなく、「まず形にしてみること」。
副業や新規サービス開発のきっかけとして、ぜひあなたもバイブコーディングに挑戦してみてください。
今回はこれで終わりです。次回もお楽しみに!
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それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
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