世界と日本の教室で今起きていること——Kahoot!導入事例集
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はじめに
「実際にKahoot!を使うと、教室では何が変わるのか」
—前回の記事でKahoot!の基本を紹介しましたが、やはり気になるのは具体的な導入事例ではないでしょうか。
この記事では、海外の学校・大学から日本国内の教育現場まで、実際にKahoot!を取り入れた現場の声を集めて紹介します。校種や科目もさまざまなので、ご自身の授業に近い事例を見つけていただければと思います。

目次
高校の英語授業:モロッコの事例
小学校の授業:ポルトガルの事例
医学部での活用:サウジアラビアの事例
特別支援教育・多様な学び方への活用
日本の教室から:GIGAスクール構想での導入
まとめ
1.高校英語授業:モロッコの事例
モロッコのイフラン地方にある公立高校では、16〜18歳の生徒97名を対象に、英語(EFL)の授業でKahoot!を継続的に取り入れた研究が行われました。

この研究では、生徒たちがICT機器の活用そのものに対して前向きな姿勢を見せただけでなく、Kahoot!の活用が学習意欲や授業への向き合い方に良い影響を与えたことが報告されています。一斉講義形式になりがちな語学の授業に、参加型の要素を持ち込む一つの好例と言えるでしょう。
2.小学校の授業:ポルトガルの事例
ポルトガル中部の公立小学校では、4年生の児童20名を対象に、Kahoot!を使った授業の様子を調査する研究が行われました。児童向けのアンケートや教員へのインタビュー、授業風景の記録などを通じて、子どもたちの学習意欲や参加姿勢がどのように変化するかが分析されています。
低学年であっても、ゲーム的な要素を含む学習活動が学びへの前向きな姿勢を引き出すことが確認されており、小学校段階からの導入にも十分な手応えがあることがうかがえます。
3.医学部での活用:サウジアラビアの事例
サウジアラビアのキング・アブドゥルアジズ大学では、医学部の薬理学の授業でKahoot!を活用した研究が行われ、274名の医学生が対象となりました。
この研究では、参加した学生の6割以上が「Kahoot!のおかげでもっと学ぼうという気持ちになった」と回答し、約7割が「効果的な学習ツールだと感じた」と答えています。専門性の高い医学教育の現場でも、ゲーム型学習が学習意欲や学業成果の向上に寄与しうることを示す事例です。

4.特別支援教育・多様な学び方への活用
Kahoot!は、特別支援教育の現場でも活用が広がっています。ある特別支援学級の教員は、生徒一人ひとりの得意なことや個性を生かしながらKahoot!を授業に取り入れ、すべての生徒がより主体的に授業に関われるよう工夫している事例が紹介されています。

また、手話(ASL)を使った学習の場面でも、生徒たち自身がクイズを作成する取り組みが行われており、「作る側」として関わることが学びを深めるきっかけになっていることがわかります。

5.日本の教室から:GIGAスクール構想での導入
日本国内でも、GIGAスクール構想によって一人一台端末環境が整ったことをきっかけに、Kahoot!を授業に取り入れる教員が増えています。
ある公立小学校の外国語(英語)の授業では、単元のまとめの時間にKahoot!でクイズ大会を開催する取り組みが行われています。学んだ内容をもとに問題を作成し、児童が楽しみながら復習できる時間として活用されており、授業をより発展的に展開するための工夫の一つとなっています。
また、授業の導入場面でKahoot!のライブゲームを使い、前の授業内容を一斉に振り返るという活用方法も紹介されています。休み時間のうちにPINコードを画面に映しておくことで、休憩を取りながら準備ができるという実践的な工夫も見られます。
6.まとめ
海外では高校の英語授業から小学校、医学部まで、幅広い校種・科目でKahoot!の効果を検証する研究が行われている
サウジアラビアの医学部の研究では、約7割の学生が効果的な学習ツールだと評価
特別支援教育や手話学習など、多様な学び方に対応できる柔軟性も強み
日本国内でもGIGAスクール構想の一人一台端末環境を背景に、導入が着実に進んでいる
授業の導入・復習・単元まとめなど、さまざまな場面で活用の工夫が生まれている
次回は、Kahoot!を取り入れることで授業の進め方や生徒との関わり方がこれまでとどう変わるのか、従来型の授業との違いを詳しく見ていきます。
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それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

