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【第3回】45分授業にそのまま組み込めるBlooket活用テンプレート

最終回は、Blooketを「楽しいだけの活動」で終わらせず、学習の定着につなげる45分授業の型をお渡しします。教科別の具体例つきです。


目次

  1. 大前提:ゲームは「真ん中」に置く

  2. 45分の基本構成

  3. 授業内の進め方 6ステップ

  4. 3つの使い方パターン

  5. そのまま使える例:英語の45分授業

  6. 誤答を「宝」にする

  7. 先生用 準備チェックリスト

  8. やりすぎ注意

  9. 運用のコツまとめ


大前提:ゲームは「真ん中」に置く

一番大事なのは、Blooketを授業まるごとに使わないことです。

導入で狙いを確認し、ゲームで盛り上げ、最後に必ず学習へ戻す——この流れを作ります。


ある小学校の先生も、Blooketのようなゲームを使う価値を、こう整理しています。従来の繰り返しドリルは、すでに知識がある子のほうが圧倒的に有利で、毎回上位が固定され、苦手な子は繰り返すたびにやる気が下がってしまう。Blooketは妨害が入ったり、ポイントを奪われたり、運の要素が絡むため、誰でも上位になれる可能性がある——そこに惚れ込んだ、とのことです。 

ただし「楽しい」だけで終えると学びは残りません。ゲーム後の振り返りと再説明をセットにすることが、定着のカギです。


45分の基本構成


Blooketは短時間で区切りやすいのが強みです。プレイ時間のデフォルトは7分で、これくらいが飽きずに楽しくできる限界という実践者の声があります。50問程度なら5分前後に設定し、残りは宿題に回すのが扱いやすいです。 


授業内の進め方 6ステップ

  1. ねらいを1文で示す(「今日は○○を覚えて使えるようにする」)

  2. Blooketのルールを30秒で説明する

  3. 参加方法を確認する(ゲームID・QR・リンクのどれか)

  4. プレイ時間を短めに設定する

  5. 終了後すぐに誤答を扱う

  6. ワークシートやノートに1つ書かせる

特に5と6が肝心です。Blooketは結果データで一人ひとりの正答率や誤答傾向が見えるので、どの問題でつまずいたかを先生が把握→その場で再説明という流れが作れます。


3つの使い方パターン

① 導入型 — 既習事項の想起

  • 狙い:前時の内容を思い出させる

  • 内容:前時の重要語句・基礎問題

  • 進め方:1分説明 → 7分プレイ → 3分振り返り

  • 向く教科:英語・社会・理科の用語確認


② 定着型 — 理解の確認と反復

  • 狙い:理解確認と繰り返し練習

  • 内容:単元の基本問題を10〜15問

  • 進め方:5分プレイを2回に分ける → 間に解説

  • 向く教科:算数・数学、英語文法、理科の基本事項


③ まとめ型 — 単元末の到達確認

  • 狙い:単元末の到達度チェック

  • 内容:選択式中心の確認問題

  • 進め方:8分プレイ → 7分個別振り返り → 5分共有

  • 向く教科:単元まとめ、テスト前復習


そのまま使える例:英語の45分授業

  • 0〜5分:前時の単語確認

  • 5〜12分:Blooketで語彙チェック(Gold Quest)

  • 12〜20分:誤答した文法ポイントを確認

  • 20〜35分:ペアで例文づくり

  • 35〜45分:exit ticketで1文書かせる


この形なら、ゲームの盛り上がりを保ちつつ、最後は必ず学習に戻せます。Blooketは終了後の振り返りプロンプトに答えさせる「クイックライト」や、間違えた問題から自分で上位の問題を作らせる活動、ペアで正解・不正解の理由を話し合う「シンク・ペア・シェア」など、ゲーム後の探究を深める使い方とも相性がよいツールです。


誤答を「宝」にする

振り返りでは、正答率だけでなく間違えた問題を振り返る時間を必ず入れてください。退出チケットで「まだ残っている疑問」を集めたり、子どもがBlooketの結果データを記録して自分の強み・弱み・復習すべき点を自己管理する「ラーニングログ」として使うこともできます。

「なぜその答えになるのか」をペアで説明させると、ゲームの楽しさと学びの深さが両立します。


先生用 準備チェックリスト

授業前に、この5点を確認しておくと安心です。


  • ☐ 問題数は少なめから始める

  • ☐ 1問あたりの制限時間を確認する(デフォルトは15秒)

  • ☐ 参加端末と通信状況を事前確認する

  • ☐ 名前入力ルールを決める(ランダム名がおすすめ)

  • ☐ 終了後の振り返り方法を先に用意する


準備負担を抑えるには、既存の問題セットを流用したり、Quizlet系の素材を取り込むのが効率的です。Quizletの問題は1分ほどでBlooketにインポートでき、自作だけでなく他の人が公開したものもそのまま使え、後から編集もできます。 

なお「gold」などで検索するとものすごい数のクイズが出てくるので、ピンポイントで自分の単元に合うものは少ないことも。既存セットを土台にしつつ、単元の内容をしっかり詰め込んで編集するのが結局いちばん確実です。


やりすぎ注意

最後に一つ。Blooketは毎時間やる道具ではありません。

KahootやQuizizzの中にスパイス的に、たまに入れるのがおすすめです。実は、とても優秀な子から「今日はお金を盗まれるのはイヤだ」と言われることもあります。こういう子は、自分の実力を正確に評価してもらうほうがフェアに感じるからです。だからこそ、たまに使うことに意味があります。


運用のコツまとめ

  • まずは週1回程度から始める

  • 毎回同じ形式にせず、導入・定着・まとめで使い分ける

  • 競争が強すぎるクラスでは、チーム戦や個人記録重視にする

  • 学年が低いほど、ルールは短く単純に


全3回、お付き合いいただきありがとうございました。Blooketは「参加のしやすさ」と「時間調整のしやすさ」、そして何より「全員に主役の可能性がある」点が魅力です。授業の一部に短く埋め込む——この設計が、いちばん相性のよい使い方です。

ぜひ、次の単元の復習から試してみてください。

今回はこれで終わりです。次回もお楽しみに!


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それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

 
 
 

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